君は悪くない、全て私が悪いのだ
先日のなるくんとの出会い
https://aoaog.hateblo.jp/entry/2022/01/16/205741
が書きたいがために勢いでブログを作ったが、特に他に書きたいことは無い。
せっかくなので私のマッチングアプリ遍歴を少しずつ載せようと思う。
なるくんのおかげで、自分はいかに人に恵まれていたのか思い知らされた。
そして、それを当たり前に思い、切ってきた縁もある。
改めて思う、決して当たり前ではない。
加藤さんも言っていたじゃないか、「当たり前じゃねぇからな!」と。
これまでの行いを心底反省し、これからに活かしていきたい。
別に特段悪いことをした訳では無いが、なぜか謝罪の気持ちが湧き上がる。
それもこれもなるくんのおかげである。
マッチングアプリを利用するは実は2つめだ。
以前、別のアプリを利用していたことがある。
今回はそこで出会った人の話だ。
出会ったのは34歳、某媒体の記者
とにかく誠実で真面目な印象
関東出身、六大学卒
写真も表情豊かに撮ってあった。
しかしあれだ。私が言うことではない、本当に失礼なのを承知でいうと、写真の彼はとてもダサかった。
鮮やかなパステルカラーの花柄の半袖シャツの中に7分袖の独特の生地のインナーを合わせるという懐かしのスタイル。
センスや服装は後からどうにでもなるので深く気にはしない。
メッセージも共通の趣味で盛り上がったし、なんならゲーム実況が面白いことを教えてくれたのは彼だ。
とにかく真面目だと思った。
きっと遊んできていないんだな、と。
馬鹿な私は少し退屈だった。
1ヶ月ほどメッセージをした後、お茶をすることになった。LINEは交換していない。
私は夕方まで仕事だったため、休みだった彼が先に待ち合わせ場所に着いていた。
彼は身長も高く、落ち着いた雰囲気で、終始丁寧な敬語をつかってくれた。
しかし、どうしても気になる。
だめだ、それは後からどうにでもなると自分でもわかってたじゃないか。
でも、でも、、
彼はオールバックで来ていた。
きっと慣れないヘアセットだったんだと思う。
耳辺りからはジェルで固まりきれなかった髪の毛がぴょこぴょこと跳ねていた。
普通で…よかったんだよ…
服装はストライプのカッターシャツに紫の薄いカーディガン、そしてジャケットを羽織っていた。
パンツは黒のデニム、そしてスニーカー。
デニムの裾は地面で擦れ、破れている。
せっかくの長身を生かしきれていない、わりと大きめサイズの服を着ていた。
そう、なるくんとは180度違う、オシャレに無頓着な真面目くんだったのだ。
今思うと、一生懸命おしゃれをしようとしてくれていたんだと思う。
自分が憎たらしい。
なぜ、あの時受け入れられなかったのか。
早速、カフェでお茶をした。
例によって職場で餌を与えて貰っていたので、その時はお腹がすいておらず、紅茶だけを注文した。
おそらく、2.3時間はカフェにいただろう。
そのころにはお腹がすいてきていたが言い出せず、2人して紅茶とコーヒーだけで居座った。
話は仕事の話や旅行の話、色々と話した。
節々にオタクくんを感じたが、誰もみななにかのオタクだろう、とそこは気にしない。
しかし、会ったのはその1回きりだった。
今になって思う。
彼の何がだめだったのか。
マッチングアプリで優位に立っているということへの驕りか。
強いて言うなら、これだけ話をしたが、大して面白くはなかった。
営業マンのような話し方にあまり心の距離は近づかなかった。
デニムの裾もそうだが、清潔感には欠けていたかもしれない。
それと、本当にその後の予定が合わなかった。
いつしかメッセージも自然消滅してしまった。
ちなみに前回も書いた「帰ったら連絡してね」だが、彼にも言われなかった。
確かに心配されるような華奢な女の子ではないが、本当にこの言葉は言った方がいい。
この言葉だけで株が上がるならラッキーだと思う。
なるくんを経験しているので今となってはこれまで出会った人みな良い人に感じる。
今まで自分のものさしでしか人を測れなかったのは自分かもしれない。
ちなみに最後にした質問は「防災グッズとか準備してます?」だった。
どういう質問だ(笑)
その質問の応えを聞くことなく、私はアプリを消した。